
原宿駅前に新しくできた複合施設「WITH HARAJUKU(ウィズ ハラジュク)」に「UNIQLO(ユニクロ)」がオープンしました。
原宿にユニクロが出店するのは、「UT STORE HARAJUKU.(旧 ユニクロ原宿店)」が2012年に閉店してから約8年ぶりとなります。
原宿という地域性を重視した最先端のコンテンツと、トレンドを取り入れたスタイリングの提案でグローバルな戦略を展開しています。
佐藤可士和さんがトータルクリエイティブディレクターとして監修。店舗商品の約2割はUTとなっており、ユニクロ店舗で最も充実しているようです。Tシャツを通したアートやカルチャーの発信拠点となりそうですね。Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)と村上隆のコラボレーションコレクションの発売記念で制作された、全長3mの巨大なビリー像も見ごたえがあります。

入り口を入って正面の1階はTシャツブランド「UT」の売り場「UT POP OUT」。
壁上部に商品をショーケースで展示し、LEDでメッセージが流れるデザインは、旧原宿店を思い出します。
コラボレーターやグラフィックについてキャプションがついており、Tシャツというより美術館にいるように感じました。

地下1階にはサステナビリティー活動の一環としてのリサイクルコーナーやオリジナルTシャツやトートバッグが作成できるサービス「UTme!」があり、「HIGUMA Doughnuts(ヒグマドーナッツ)」、コクヨのライフスタイルショップ&カフェ「THINK OF THINGS(シンク オブ シングス)」、資生堂の新店舗「Beauty Square(ビューティ・スクエア)」など原宿エリアのショップとコラボ企画も。

着こなし検索アプリ「StyleHint(スタイルヒント)」と連動したコーナでは壁一面に敷き詰められた240台のディスプレイに、アプリに投稿されたコーディネート画像が映し出されています。
気になる画像をタッチすると色展開やサイズ、在庫などを確認することができ、トレンドを意識したコーディネートが提案されている他、類似商品を探すこともできます。デジタルとリアル店舗を融合させた新しい形の提案ですね。

原宿のファッション史を紹介するコーナーでは「POPEYE(ポパイ)」や「Olive(オリーブ)」などのアーカイヴも展示されており、
ファッションだけではなく多角的にカルチャーを発信する場所になりそうです。
■ユニクロ原宿店
東京都渋谷区神宮前1-14-30(JR原宿駅前)
公式サイト